純金積立は貯蓄に向いているのか?

その他の知識

 

 

純金積立に関わる税金は消費税と所得税ということになります。実際のところですが、純金積立は税金に関しては、おおよそ非課税になると考えてもいいいでしょう。

 

純金積立で金を売買する際に消費税がかかりますが、金を売却する際は、売却金額に消費税分が上乗せされるので、消費税は売買によって相殺されることになります。所得税は、金を売却して利益を得た時に課されるわけですが、実際には所得税が課税されるレベルの取引にならないのが殆どです。

 

売却益が控除額以下なら税金は非課税です。控除額は、譲渡所得50万円、雑所得20万円です。個人での取引は、ほぼ譲渡所得です。

 

いよいよ純金積立を始めようとなったら、毎月3千円程度から多くても数万円程度のコツコツタイプでいきましょう。まとまった金額を用意する必要はなく、生活に不便をきたさない程度の金額でOKです。自動で積み立てできるので、安全資産として貯めておくようにしましょう。

 

注意すべき点はやはり純金積立の手数料です。手数料は5種類もあって、証券会社ごとに違うので、それはややこしい点となりますので、整理して覚えておきましょう。

 

「購入手数料」は金を買うときの手数料で、会社によって異なります。「売却手数料」は金を売るときの手数料ですが、かからない会社が多いようです。「年会費」は金投資の口座を持っているとかかる費用で、無料の会社もあります。

 

「スプレッド」は「買う価格」と「売る価格」の差額のことです。基本的に金を買うときは高く、売るときは安く設定されています。ちょっとわかりにくいのですが、1gの金を4,000円で買い、その瞬間に売ると3,900円。この差額の100円がスプレッドです。

 

「引き出し手数料」は、積み立てた金を、「金そのもの」で口座から引き出す際の手数料です。引き出す単位に比例して高くなります。将来、「金そのもの」で引き出す考えがあるなら、考慮したい手数料です。